『新』
見えないから前向いて
まだ遠いから追いかけて
ゆめを 語っていた、あのころ
それは時が経つほど広がって
自由に咲き誇っていくんだと…
ただぼんやりと、決めつけていた。
ちょっとずつ、見え始めたものがある
それは思っていた以上におぼろげで
泣きたくなるほどつまらないカタチをしていた
"中身"がないことは、あけなくてもわかっていた。
夢と現実は 違うところにあるらしい。
まだみたことないから、わからないけれど
たぶんきっと、
そこまで 離れてないと思うんだ
例えば今、からっぽでも
何もなくても つまらなくても
きっとすぐ、ふくらんでいくのだろう
だってわたしは今――生きているのがから。
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