**朝型人間**
ここにいるとまるで
時間が止まってしまったよう
カーテンをしめてしまえば
閉ざされた、私だけの世界
なのに……時計の音が邪魔をする。
それは忠告してくれてるの?
またいつものように腐っていく私に
凍りついた部屋の中で
ただ待つ事しかできない私に。
それなら少し、お訊ねしますが
『これから始まる私の世界は
光輝くものになるのでしょうか。』
たとえ今、正反対の所に居ても
私が遮断さえしなければ光はきっと見捨てない
そう、ユメ見ていてもいいですか。
瞼のウラで思い描いただけの昨日だけど
その半分でも、この目にうつってくれたなら…。
さぁ、冷たいカーテンをあけて
重い扉に手をかける……そして、
何日かぶりの、光をあびよう。
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