**ドラえ●ん**



こどもの頃の、ユメを忘れた。

それはおもちゃ屋さんだったか
あるいはケーキかパンか

そこらへんだった気がする


ネコ型ロボットに夢中になった
メガネのあの子は”おにーさん”だった


非科学的なモノをすんなり受け入れて
机のいちばん上の引き出しを、からっぽにした


すぐにおにーさんを追い越して
アタシは少し、”大人”になった


いつの間にか引き出しは、

       物であふれかえっていた。



まっすぐ進むって難しい
あの頃はそれしか出来なかったのに



ねぇ、また教えてよ”おにーさん”
ユメの持ち方、アタシに見せてよ


あの歌いしょにウタうからさぁ…。







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